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カナダ3月CPI、前年比6.7%上昇 約31年ぶり高水準

配信日時:2022/04/20 23:10 配信元:REUTERS

[オタワ 20日 ロイター] - カナダ統計局が20日に発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前年比6.7%上昇した。上昇率は予想の6.1%を上回り、1991年1月(6.9%)以来の高水準となった。

広範な物価圧力を背景に、2月の5.7%から1%ポイント加速。カナダ銀行(中央銀行)が設定するインフレ目標レンジ(1─3%)を12カ月連続で上回った。

カナダ統計局は「住宅市場における持続的な価格圧力、大幅な供給制約、地政学的紛争を背景に物価が上昇し、エネルギー、商品、農業市場が影響を受けた」とした。

3月はガソリンが前月比11.8%、前年比39.8%上昇。ロシアによるウクライナ侵攻を受けた原油価格の急騰を反映した。

食品は小麦先物価格の上昇を受け、前年比8.7%上昇した。

中銀が景気判断に最適とみなすCPIコモンは2.8%上昇。2月は2.7%上昇に改定された。

カナダ銀行(BOC、中央銀行)は13日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を50ベーシスポイント(bp)引き上げ、1.0%にすると決定。インフレが高進する中、一段の引き締めを実施していく姿勢を示した。

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