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為替の急速な変動望ましくない、緊張感もって注視=磯崎官房副長官

配信日時:2022/04/20 11:52 配信元:REUTERS

[東京 20日 ロイター] - 磯崎仁彦官房副長官は20日午前の記者会見で、1ドル129円台まで円安が進む為替市場の動きについて、為替の急速な変動は望ましくないとコメントした。新型コロナ対策を巡り、大型連休中の県間移動の制限は不要との考えも示した。

磯崎副長官は「相場の水準等についてコメントするのは従来から差し控えているが、為替の安定は非常に重要で、特に急速な変動は望ましくない」と指摘。「政府として、特に最近の円安進行を含めて為替市場の動向、日本経済への影響をしっかりと緊張感をもって注視していきたい」と述べた。

その上で過度の変動、無秩序な動きについては「経済や金融の安定に悪影響を与え得るとの考えに基づき、米国等の通貨当局と緊密な意思疎通をはかりながら、政府として適切に対応したい」と話した。

防衛省によるウクライナへの防護マスク・ドローンの供与を、ロシアの下院副議長が非難したことへの受け止めを問われ、「防護装備供与はウクライナによる自国の防衛支援のためのもので、副議長の非難は当たらない」と反論した。

新型コロナ感染が継続する状況での大型連休中の都道府県をまたぐ移動については「行動制限が必要な状況にあると考えない」と語った。

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