寄り付き概況

日経平均は239円安でスタート、ソフトバンクGやキーエンスなどが下落

配信日時:2022/04/15 09:47 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26932.48;-239.52TOPIX;1890.72;-17.33


[寄り付き概況]

 15日の日経平均は239.52円安の26932.48円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日14日の米国株式市場は反落。ダウ平均は113.36ドル安の34451.23ドル、ナスダックは292.51ポイント安の13351.08で取引を終了した。金融決算を好感し、寄り付き後、上昇。しかし、NY連銀のウィリアムズ総裁が5月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5ポイントの利上げが理にかなった選択とするなど、利上げ加速を支持する姿勢を見せたため警戒感に売りが再燃し下落に転じた。金利が一段と上昇しハイテク株も売られ相場全体のさらなる重しとなり、引けにかけ下げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなり、特に、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%を超す下げとなり、ダウ平均(0.3%下落)より下落率が大きかったことがハイテク株や半導体関連株の買い手控え要因となった。また、昨日までの2日間で日経平均が800円を超す上げとなったことから、短期的な戻り待ちの売りも出やすかった。一方、外為市場で1ドル=126円10銭台と昨日15時頃に比べ70-80銭ほど円安・ドル高に振れ、東京市場で輸出関連株の株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。

 セクター別では、精密機器、電気機器、金属製品、海運業、ガラス土石製品などが値下がり率上位、鉱業、鉄鋼、石油石炭製品、電気・ガス業、銀行業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、村田製<6981>、日本電産<6594>、ファナック<6954>、HOYA<7741>、ダイキン<6367>、SUBARU<7270>、ベイカレント<6532>、東電力HD<9501>などが下落。他方、ファーストリテ<9983>、スノーピーク<7816>、INPEX<1605>、日本製鉄<5401>、第一生命HD<8750>などが上昇している。

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