後場の寄り付き概況

後場の日経平均は378円安でスタート、ソニーGや商船三井が下落

配信日時:2022/04/12 12:47 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26442.91;-378.61TOPIX;1867.66;-21.98


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比378.61円安の26442.91円と、前引け(26455.97円)から下げ幅を広げてスタート。ランチタイム中の225先物は26430円~26490円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=125.40-50円と朝方からほぼ変わらず。アジア市況では中国上海総合指数が軟調に推移し、香港ハンセン指数も高く始まった後に下落に転じ、軟調に推移。ハト派とされるシカゴ連銀のエバンス総裁が5月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5ptの大幅利上げを支持する発言をしたことで、米10年債利回りは一段と上昇しており、東京時間で現在2.8%台まで乗せてきている。時間外取引のNYダウ先物などが軟調ななか、後場の日経平均は引き続き冴えない動きを見せている。今晩発表予定の米3月消費者物価指数(CPI)を前にした警戒感もくすぶり、買い手に欠くなか、売り手優位の地合いとなっている。円安・ドル高の下支え要因はあるものの、後場の日経平均は前場の安値を窺う展開となっている。

 セクターでは海運、精密機器、機械などが下落率上位に並んでいる一方、空運、パルプ・紙、その他金融などが上昇率上位に並んでいる。東証プライム市場の売買代金上位では郵船<9101>、ソニーG<6758>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、日本電産<
6594>、ファナック<6954>、HOYA<7741>、リクルートHD<6098>、キーエンス<6861>などが大幅に下落。任天堂<7974>、東京電力HD<9501>、ファーストリテ<9983>、三井ハイテック<6966>、エムスリー<2413>、三菱商事<8058>、INPEX<1605>なども下落。一方、ローツェ<6323>とSansan<4443>が決算を受けて急伸しており、NTT<9432>、OLC<4661>、三菱重工業<7011>、KDDI<9433>なども堅調。
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