後場の寄り付き概況

後場の日経平均は503円安でスタート、日本郵船やレーザーテックが下落

配信日時:2022/04/06 12:54 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27284.30;-503.68TOPIX;1923.72;-25.40


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比503.68円安の27284.30円と、前引け(27262.05円)から下げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は27210円~27300円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=123.80-90円と朝方から20銭ほど円安・ドル高水準での動き。アジア市況では祝日明けの中国市場及び香港市場ともに軟調。ハンセン指数の下落率は1.5%超となっている。昨晩の連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事によるタカ派発言を受けて、今晩の米国市場で発表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(3月15-16日開催分)の内容に対しての警戒感が一段と高まっている。内容を見極めたいとの思惑から押し目買いが限られるなか、後場の日経平均は前引け水準とほぼ同水準からスタート。ただし、時間外取引のナスダック100先物が下げ渋っていることもあり、後場は前場の突っ込み警戒感もあるなか、買い戻しがやや優勢となっており、日経平均は寄り付き直後に27300円台を回復する場面も見られている。

 セクターでは海運業、鉄鋼、機械などを筆頭にほぼ全面安。石油・石炭製品、銀行業の2業種のみが上昇となっている。東証プライム市場の売買代金上位では、日本郵船
<9101>やレーザーテック<6920>、東エレク<8035>、デンソー<6902>、ベイカレント<6532>などが大幅安。ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ソニーG<6758>、信越化
<4063>、エムスリー<2413>、ダイキン<6367>なども下落。一方、コスモエネHD<5021>が急伸し、三菱UFJ<8306>、任天堂<7974>、三菱商事<8058>、レノバ<9519>などが堅調。
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