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東京株式(大引け)=70円高、終始小動きで引け際に一段高

配信日時:2022/04/04 15:54 配信元:MINKABU
 週明け4日の東京株式市場は方向感なくもみ合ったが、引け際に買いが入り日経平均は高くなった。新年度入りに伴うリバランスの買いが全体を支えた。  大引けの日経平均株価は前営業日比70円49銭高の2万7736円47銭と4日ぶり反発。プライム市場の売買高概算は10億946万株、売買代金概算は2兆1874億円。値上がり銘柄数は1227、対して値下がり銘柄数は545、変わらずは67銘柄だった。  きょうの東京市場は模様眺めムードの強い地合いだった。前週末の欧州株市場はほぼ全面高様相となったが、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも上昇したものの、途中マイナス圏に沈む場面があるなど、必ずしもリスクオンの地合いではなかった。東京市場ではきょうから「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場に再編されたが、初日ということもあり積極的な売り買いが見送られた感も強い。米国株市場では注目された3月の雇用統計が好調な内容であったことから、FRBの金融引き締めピッチが上がることへの警戒感がくすぶる。ウクライナ情勢も依然として不透明で、買い手掛かり材料には乏しい。業種別では海運セクターを筆頭に33業種中、25業種が上昇。個別では全体の66.7%とちょうど3分の2の銘柄が上昇した。  個別では、売買代金首位となった日本郵船<9101.T>など海運株が買い優勢だったほか、僅差で売買代金2位となったソフトバンクグループ<9984.T>も上値指向が強い。レーザーテック<6920.T>、ソニーグループ<6758.T>などが強調展開だったほか、武田薬品工業<4502.T>も堅調。エムスリー<2413.T>も物色された。サイバーリンクス<3683.T>が値を飛ばし、ブイキューブ<3681.T>も大商いで急伸、ジェイテックコーポレーション<3446.T>、チャーム・ケア・コーポレーション<6062.T>も大幅高となった。Sansan<4443.T>、ラクス<3923.T>も活況高。  半面、東京エレクトロン<8035.T>が売られ、ファーストリテイリング<9983.T>も値を下げた。三井ハイテック<6966.T>なども利益確定の売りが目立つ。オリックス<8591.T>も安い。ピアラ<7044.T>が値下がり率トップに売り込まれ、Link-U<4446.T>も急落、マルマエ<6264.T>、BEENOS<3328.T>、クロスキャット<2307.T>なども大幅安となった。 出所:MINKABU PRESS

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