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財新の中国製造業PMI、3月は48.1 2年ぶり低水準

配信日時:2022/04/01 11:55 配信元:REUTERS

[北京 1日 ロイター] - 財新/マークイットが1日発表した3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.1と、2020年2月以来約2年ぶりの低水準を記録した。国内の新型コロナウイルス感染拡大やウクライナでの戦争による経済への影響で生産と需要が急激に落ち込んだ。

2月は50.4だった。

PMIは50が景況改善・悪化の分岐点となる。

3月は内需と外需がともに減少。PMIを構成する新規受注指数も、中国がコロナの第1波に襲われていた20年2月以来の低水準となった。

最近のコロナ感染拡大や海運部門の混乱、ウクライナ危機を巡る不透明感が注文のキャンセルや停止につながり、とりわけ新規輸出受注の減少ペースが加速した。

投入コストは5カ月ぶりの高水準を記録。ウクライナ危機で世界のサプライチェーン(供給網)が一段と逼迫したことなどが背景。

上海や深センなど主要都市でコロナ規制が敷かれる中、生産指数は46.4に低下。こちらも20年2月以来の低水準となった。

一方、雇用指数は8カ月ぶりに50を上回った。旧正月の連休後に企業が採用を拡大した。

財新智庫のシニアエコノミスト、王哲氏は「中国が20年初め以来の深刻な感染の波に直面する中、海外でも不透明感が高まった」と指摘。さまざまな要因により中国経済の下押し圧力が強まっており、スタグフレーションリスクを示していると語った。

中国国家統計局が31日発表した3月の製造業PMIも50を割り込み、21年10月以来の低水準を記録した。

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