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東京株式(大引け)=205円安、9連騰の反動で利益確定売りが優勢に

配信日時:2022/03/28 15:51 配信元:MINKABU
 28日の東京株式市場は、利益確定の売りが優勢となり、日経平均株価は久しぶりに下落に転じ、2万8000円大台を下回った。  大引けの日経平均株価は前営業日比205円95銭安の2万7943円89銭と10日ぶり反落。東証1部の売買高概算は11億1024万株、売買代金概算は2兆5820億円。値上がり銘柄数は795、対して値下がり銘柄数は1275、変わらずは111銘柄だった。  きょうの東京市場は主力株を中心に終始軟調な地合いとなった。日経平均株価は朝方から売りに押され、一時340円近い下げをみせた。前週末の米国株市場ではNYダウが上昇したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅ながら安く引けており、東京市場でも目先利益確定を急ぐ動きが優勢となった。米長期金利の急上昇を背景に外国為替市場で1ドル=123円台まで円安が進行、これが主力輸出株にはポジティブ材料となったものの、上値を積極的に買う動きにはつながらなかった。中国では新型コロナウイルスの感染拡大が顕著となり、上海がきょうから事実上ロックダウンされる形となり、これが嫌気された面もある。3月期末を目前に配当権利取りの動きが期待されたものの、きょうは高配当利回りの海運株などが安かったほか、値がさの半導体関連株なども売られ日経平均を押し下げた。  個別では、売買代金首位となった日本郵船<9101.T>や、商船三井<9104.T>など大手海運が軟調だったほか、レーザーテック<6920.T>も下落した。東京エレクトロン<8035.T>、信越化学工業<4063.T>も安い。ファーストリテイリング<9983.T>も値を下げた。住友金属鉱山<5713.T>、大平洋金属<5541.T>なども売られた。ラクス<3923.T>が急落、イーレックス<9517.T>、マネーフォワード<3994.T>も大幅安。低位株では名村造船所<7014.T>の下げが目立つ。  半面、トヨタ自動車<7203.T>が底堅く、任天堂<7974.T>も買い優勢。INPEX<1605.T>が強含み、三菱重工業<7011.T>が物色人気を集めた。NTT<9432.T>も堅調。日本航空<9201.T>、ANAホールディングス<9202.T>など空運株も頑強な値動きを示した。シーアールイー<3458.T>が値上がり率トップに買われ、前週末にストップ高した大豊建設<1822.T>が大幅続伸。Gunosy<6047.T>も出来高を伴い上昇した。 出所:MINKABU PRESS

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