注目トピックス 市況・概況

今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を意識してドル買い継続の可能性

配信日時:2022/03/28 08:03 配信元:FISCO
25日のドル・円は、東京市場では122円44銭から121円18銭まで下落。欧米市場では、121円42銭から122円24銭まで反発し、122円13銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に122円台で推移か。米長期金利は一段と上昇しており、ドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め観測が強まり、ドル高円安の流れは変わらないとみられる。日本銀行が円安容認姿勢を見せていることも意識されそうだ。日本銀行の黒田総裁は3月18日の金融政策決定会合後の記者会見で、緩和的な政策を堅持すると強調。足元の円安については「日本経済にプラスという基本的構図に変わりはない」との見解を伝えている。

なお、、一部報道によると、ロシアとウクライナの停戦交渉は3月28−30日にトルコ・イスタンブールで開かれるもよう。ロシアとトルコの両首脳が電話会談を行って決めたようだ。ウクライナ側の反応は伝えられていないが、停戦交渉で何らかの進展があった場合、リスク選好的な為替取引が増える可能性がありそうだ。


<FA>

Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

ニュースカテゴリ