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午後3時のドルは121円半後半で小動き、財務相発言や実需フローで一時下落

配信日時:2022/03/25 15:22 配信元:REUTERS

[東京 25日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(122.33/36円)に比べてドル安/円高の121.69/71円で推移している。鈴木俊一財務相の円安けん制のトーンが強まったことや、期末前の実需のドル売りで、ドル/円は正午過ぎにかけて一時121.18円まで下落する場面もあった。その後は押し目買いも流入し、121円後半で底堅く推移した。

鈴木財務相は25日の衆院財務金融委員会で、為替の急速な変動は望ましくないと指摘した。その上で、外為市場の動向について、緊張感を持って注視していきたいと述べた。

市場では、「従来の見解と変わりはない」(国内銀行)との声が聞かれた一方で、「鈴木財務相が『緊張感を持って』と発言するなど前回よりも円安けん制のステージが上がった」(クレディ・アグリコル銀行の外国為替部長、斎藤裕司氏)との意見もあった。

また、ドル/円は朝方に比べて1円以上円高が進む場面もあったが、「きょうは期末前の五・十日のため、やや大きめのドル売りフローが出た可能性がある」(前出の国内銀行)との指摘も聞かれた。

ここ数日の動きと異なり、きょうはドル売り/円買いが活発になったものの、「特にトレンドが大きく変わっているわけではなく、短期的な調整や実需のフローでドル/円が下落したとみている」(楽天証券・FXディーリング部、荒地潤氏)との声もあった。

荒地氏は、「現時点では(ドル高/円安の)トレンドが反転する理由はなく、資源高や日米の金融政策の差を背景に緩やかなドル高基調は続きそうだ」と話した。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 121.69/71 1.1027/31 134.21/25

午前9時現在 122.34/36 1.1007/11 134.67/71

NY午後5時 122.33/36 1.0996/98 134.55/59

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