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英PMI、2月は価格上昇と見通し悪化 スタグフレーションの兆し

配信日時:2022/03/24 19:57 配信元:REUTERS

[ロンドン 24日 ロイター] - 24日発表されたS&Pグローバル/CIPSの3月の英総合購買担当者景気指数(PMI)は59.7だった。歴史的高水準だった2月の59.9から小幅低下したものの、ロイターがまとめたエコノミスト予想の57.8を上回った。

販売価格が少なくとも1999年以来の大幅な上昇となる一方、楽観的見方はほぼ1年半ぶりの水準に落ち込んだ。

サービス部門PMIは9カ月ぶり高水準となった。製造業の生産は5カ月ぶりの低水準となった。

S&Pグローバルのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は、新型コロナウイルス対策で規制されていた経済活動の一段の再開が、ウクライナ危機や欧州連合(EU)離脱問題、物価上昇の悪影響の相殺に寄与したと述べた。ただ、ロシアのウクライナ侵攻が、物価高や供給制約、成長鈍化への懸念を強め、見通しが暗くなったと指摘した。

平均販売価格の上昇は、サービス部門で顕著だった。企業は営業費用の前例のない上昇を顧客に転嫁しようとしている。事業に関する楽観的見方は2020年10月以来の低水準。

ウィリアムソン氏は、物価高と成長停滞が同時に起こるスタグフレーションが今後数カ月に起こる兆候が調査で示されたと述べた。

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