寄り付き概況

日経平均は346円安でスタート、HOYAや東エレクなどが下落

配信日時:2022/03/24 09:26 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27693.77;-346.39TOPIX;1958.21;-20.49


[寄り付き概況]

 24日の日経平均は346.39円安の27693.77円と8日ぶり反落して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は反落。ダウ平均は448.96ドル安の34358.50ドル、ナスダックは186.21ポイント安の13922.60で取引を終了した。高インフレや利上げを懸念した売りが再燃し、寄り付き後、下落。2月の新築住宅販売件数が予想以上に減少したほか、原油高で景気への懸念も再燃し、終日軟調に推移し、引けにかけ下げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反落したことが東京市場の株価の重しとなったことに加え、日経平均が昨日までの7日続伸で
2800円を超す上げとなったことから利益確定売りも出やすかった。また、ウクライナ情勢の先行き不透明感や、対ロ制裁の世界経済への影響、ウクライナ情勢を巡る米中対立、中国での新型コロナ感染拡大、インフレ高進や米金融引き締め加速観測など多くの懸念材料が継続し、買い手控え要因となった。一方、岸田首相が物価高騰への対策の策定を指示すると表明したことを受け、経済対策への期待感が強まり、株価の支えとなったが、寄付き段階では売りが優勢だった。

 セクター別では、精密機器、銀行業、金属製品、海運業、機械などが値下がり率上位、鉱業、非鉄金属、その他製品が値上がりしている。東証1部の売買代金上位では、HOYA<7741>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、信越化<4063>、日本電産<
6594>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、コマツ<6301>、ホンダ<7267>、オリックス<8591>、三菱UFJ<8306>、日本郵政<6178>、リクルートHD<6098>などが下落。他方、マネックスG<8698>、INPEX<1605>、ヤマハ発<7272>、トヨタ<7203>、任天堂<7974>、JFE<5411>、住友鉱<5713>などが上昇している。

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