寄り付き概況

日経平均は382円高でスタート、ソフトバンクGや任天堂などが上昇

配信日時:2022/03/23 09:24 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27606.79;+382.68TOPIX;1956.38;+22.64


[寄り付き概況]

 23日の日経平均は382.68円高の27606.79円と7日続伸して取引を開始した。前日22日の米国株式市場は反発。ダウ平均は254.47ドル高の34807.46ドル、ナスダックは270.36ポイント高の14108.82で取引を終了した。スポーツ用品ブランドのナイキ(NKE)の好決算を好感した買いや金利高の恩恵を受ける銀行セクターの上昇がけん引し、寄り付き後、上昇。連邦準備制度理事会(FRB)が引き締めペース加速の必要性を主張し、高インフレへの対応を強化する方針を示したことが中銀への信頼回復に繋がったことも買い材料になり、終日堅調に推移。ハイテク株の買いも継続した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって反発したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=121円20銭台と昨日15時頃に比べ90銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出関連株の支えとなり、また、昨日の海外市場で米長期金利が上昇したことを受け、利ざや改善が期待される金融株の一角に資金が向かいやすかった。一方、ウクライナ情勢の先行き不透明感や、対ロ制裁の世界経済への影響、ウクライナ情勢を巡る米中対立、中国での新型コロナ感染拡大、米金融引き締め加速観測など懸念材料が多く株価の重しとなり、また、日経平均が昨日までの6日続伸で2000円を超す上げとなったことから利益確定売りも出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、TORICO<7138>がマザーズに上場した。

 セクター別では、輸送用機器、医薬品、機械、電気機器、証券商品先物などが値上がり率上位、海運業、鉱業、卸売業、電気・ガス業が値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、三井ハイテク<6966>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、キーエンス<6861>、任天堂<7974>、みずほ<8411>、日立<6501>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、クボタ<6326>、第一三共<4568>などが上昇。他方、レノバ<9519>、東電力HD<9501>、三菱商事<8058>、三井物産<8031>、住友商事<8053>、東京海上<8766>、川崎汽船<9107>などが下落している。

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