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米中古住宅販売、2月は7.2%減 住宅ローン金利上昇など響く

配信日時:2022/03/19 00:23 配信元:REUTERS

[ワシントン 18日 ロイター] - 米リアルター協会(NAR)が18日発表した2月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比7.2%減の602万戸となり、前月の大幅な増加から反転した。住宅ローン金利の上昇や長期の住宅不足により、初回購入者が市場から排除された格好だが、販売戸数は依然として新型コロナウイルス大流行前の水準を上回っている。

住宅販売は4地域全てで増加した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は610万戸。前年同月比では2.4%減だった。

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のデータによると、2月の住宅ローン金利は急上昇し、30年固定金利は3年ぶりの高水準に迫った。先週は平均で4.16%と、2019年5月以来初めて4.0%を上回った。

米連邦準備理事会(FRB)は今週、政策金利を3年以上ぶりに0.25%ポイント引き上げるとともに、インフレ抑制のために必要であれば、今後の会合でより積極的な利上げを行うと表明。このため、住宅ローン金利はさらに上昇するとみられている。

2月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は1.7カ月と、1年前の2.0カ月から縮小した。健全な需給バランスは6─7カ月とされている。

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