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FRBが0.25%利上げ、インフレ抑制に向け積極姿勢へ転換

配信日時:2022/03/17 03:25 配信元:REUTERS

[ワシントン 16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は15─16日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、0.25─0.50%とした。利上げは2018年12月以来3年3カ月ぶり。

同時に、年末時点での金利見通しを1.75─2.00%とし、インフレ抑制に向け積極的な姿勢を示した。

声明では、新型コロナウイルスとの全面的な闘いの終結を示唆する一方、ウクライナ紛争や継続中の公衆衛生危機によって経済が大きな不確実性に直面していると指摘。ただ、40年来の高インフレを抑制するため、FF金利を「継続的に引き上げることが適切であろう」と表明した。

さらに、コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)に関する直接的な言及は避け、代わりにウクライナ紛争が「インフレ率にさらなる上昇圧力」をもたらし、経済活動の重荷になっていると警告した。

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