Reuters Japan Online Report Business News

独BMW、今年の利益率目標引き下げ ウクライナ紛争が影響

配信日時:2022/03/16 18:08 配信元:REUTERS

[ベルリン 16日 ロイター] - 独高級自動車メーカー、BMWは16日、ウクライナ紛争の影響を理由に2022年の自動車部門の利益率予想を引き下げた。

EBIT(利払い・税引き前利益)利益率の予想は7─9%とした。紛争の影響がなければ、8─10%を目標としていたと指摘した。

21年の利益率は10.3%と17年以来の高水準だった。

BMWは紛争による生産の中断が引き続き予想されるとした。ただウクライナ西部から部品を調達することができており、生産網を柔軟に運営し混乱を最小限に抑えていると説明した。

ウクライナでの戦争により22年の正確な業績予想を示すことが難しく、戦争による長期的影響を反映させることはできないとした。

半導体供給のボトルネックも引き続き問題となる可能性が高く、今年後半まで状況は改善されないとの見方を示した。

中国での合弁会社である華晨宝馬汽車(BMWブリリアンス)が連結決算に完全に反映されるため、今年度の税引き前利益は大幅に増加するとの見通しを示した。

ニュースカテゴリ