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東京株式(大引け)=415円高、原油安好感し先物主導で急反発

配信日時:2022/03/16 15:56 配信元:MINKABU
 16日の東京株式市場は、朝方から主力株中心に幅広く買い優勢の展開となり、日経平均は先物を絡め大幅高、400円を超える上昇となった。  大引けの日経平均株価は前営業日比415円53銭高の2万5762円01銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は13億3986万株、売買代金概算は3兆1947億円。値上がり銘柄数は1331、対して値下がり銘柄数は749、変わらずは100銘柄だった。  きょうの東京市場は、前日の米国株市場では、NYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が揃って上昇、これを受けて東京市場も朝方からリスクを取る動きが活発だった。原油価格が連日で急落しており、インフレに対する過度な警戒感や企業収益に対する懸念が和らいだことが、市場のセンチメント改善に寄与した。また、まん延防止等重点措置が来週21日の期限をもって17都道府県で解除される方向となったことで、これも消費関連など内需株に追い風となった。FOMCの結果発表を日本時間あす未明に控え、空売り筋の手仕舞いによる買い戻しが全体相場の押し上げ要因となった。前日まで急落していた香港株が急反発に転じたことも投資家心理を強気に傾けた。ただ、先物主導の上昇で値上がり銘柄数は6割強にとどまっている。売買代金は3営業日ぶりに3兆円台に乗せた。  個別では、売買代金トップとなったソフトバンクグループ<9984.T>が大きく上値を伸ばし、日本郵船<9101.T>も上昇。レーザーテック<6920.T>が堅調、東京エレクトロン<8035.T>は大幅高に買われた。また、三井ハイテック<6966.T>は連日のストップ高人気に。任天堂<7974.T>が上値を追い、ソニーグループ<6758.T>も値を上げた。ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699.T>が商いを伴い大幅高。ブラス<2424.T>はストップ高、テイクアンドギヴ・ニーズ<4331.T>も値を飛ばした。  半面、スノーピーク<7816.T>が安く、JT<2914.T>も冴えない。第一三共<4568.T>も軟調。シスメックス<6869.T>が安く、レノバ<9519.T>も下落した。Link-U<4446.T>は急落、アスクル<2678.T>、ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657.T>が大きく値を下げ、イーレックス<9517.T>、ヤーマン<6630.T>の下げも目立った。 出所:MINKABU PRESS

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