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日経VI:低下、警戒感がひとまず後退

配信日時:2022/03/10 16:00 配信元:FISCO
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10日、前日比-1.03(低下率3.47%)の28.67と上昇した。なお、高値は29.03、安値は28.23。石油輸出国機構(OPEC)加盟国が増産に動くとの観測もあり、昨日の海外市場で原油先物価格が下落したことを受け、景気下押しやインフレへの警戒感がひとまず緩和し、市場心理は改善しやすくなった。こうした中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。取引開始後も日経225先物は堅調な動きとなり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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