みんかぶニュース 市況・概況

東京株式(大引け)=972円高、買い戻し加速し5日ぶりに大幅反発

配信日時:2022/03/10 15:42 配信元:MINKABU
 10日の東京株式市場は前日の欧米株が大きく買われたことを受け、リスクオフの巻き戻しが入る形となり、日経平均株価は急反騰、一時1000円を上回る上昇をみせる場面もあった。  大引けの日経平均株価は前営業日比972円87銭高の2万5690円40銭と5日ぶりに大幅反発。東証1部の売買高概算は15億403万株、売買代金概算は3兆3885億円。値上がり銘柄数は2140、対して値下がり銘柄数は30、変わらずは10銘柄だった。  きょうの東京市場は、前週末から続いた下落相場から一転、広範囲に買い戻しが入り日経平均は大幅高となった。前日の欧州株市場ではドイツやフランスなど主要国の株価指数が軒並み急騰したほか、米国株市場でもハイテク株中心に買い戻しが進み、主要株3指数ともに大きく上昇した。原油価格の急落により、企業業績悪化の思惑がひとまず後退したほか、ロシアとウクライナの外相会談を控え、停戦合意への期待がリスクを取る動きにつながった。日経平均は直近4営業日で約1800円も水準を切り下げており、突っ込み警戒感からの買い戻しや自律反発を見込んだ押し目買いが全体を押し上げる格好に。上げ幅は一時1000円を超え、大引けも970円あまりの上昇で2万5000円台後半まで水準を切り上げた。 値上がり銘柄数は2100を上回り全体の98%を占める全面高商状となった。  個別では、売買代金トップの日本郵船<9101.T>が大幅高に買われ、売買代金2位のレーザーテック<6920.T>も急反発、東京エレクトロン<8035.T>も大きく買いが優勢となった。ソニーグループ<6758.T>が買い人気となり、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも高い。ファーストリテイリング<9983.T>が買われ、日本電産<6594.T>、日立製作所<6501.T>なども上昇した。ギフティ<4449.T>が商いを伴い値上がり率トップとなり、日東紡績<3110.T>、エムアップホールディングス<3661.T>なども値を飛ばした。  半面、コスモエネルギーホールディングス<5021.T>が急落、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>も冴えない。ビューティガレージ<3180.T>はストップ安に売り込まれ、住江織物<3501.T>が大幅安。レノバ<9519.T>、テスホールディングス<5074.T>など再生エネ関連が値を下げ、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>も安い。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ