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東京株式(大引け)=591円安と大幅反落、ウクライナ原発攻撃で嫌気売りも

配信日時:2022/03/04 15:46 配信元:MINKABU
 4日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落。ウクライナの原子力発電所がロシア軍からの攻撃を受け火災が発生したことで、リスク回避姿勢が強まり日経平均株価は一時、昨年来安値を割り込んだ。  大引けの日経平均株価は前日比591円80銭安の2万5985円47銭。東証1部の売買高概算は15億2925万株。売買代金概算は3兆6277億円となった。値上がり銘柄数は210と全体の約10%、値下がり銘柄数は1929、変わらずは41銘柄だった。  前日の米株式市場が下落したほか、ウクライナにあるザポロジエ原子力発電所でロシア軍の攻撃を受け火災が発生した、との報道が流れたことから嫌気売りが膨らんだ。ウクライナ情勢の先行き不透明感が警戒され、リスク回避姿勢が強まるなか、日経平均株価は一時800円を超える下落となった。ただ、その後、火災は鎮火されたこともあり、売り一巡後はやや値を戻したが、戻りは鈍かった。今晩の米2月雇用統計の発表を控え、買い手控え気分も強まった。  個別銘柄では、レーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>、ソニーグループ<6758.T>、トヨタ自動車<7203.T>といった主力株が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>など銀行株が軟調。東京電力ホールディングス<9501.T>や伊藤忠商事<8001.T>、日本航空<9201.T>が値を下げた。原発関連の助川電気工業<7711.T>や木村化工機<6378.T>、日本製鋼所<5631.T>などが下落した。  半面、日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>など海運株が高く、日本電信電話<9432.T>やソフトバンク<9434.T>が値を上げた。三井物産<8031.T>や三菱商事<8058.T>もしっかり。三菱重工業<7011.T>やコマツ<6301.T>が値を上げた。 出所:MINKABU PRESS

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