みんかぶニュース 市況・概況
<動意株・4日>(前引け)=アルチザ、松田産業、東邦金
配信日時:2022/03/04 11:33
配信元:MINKABU
アルチザネットワークス<6778.T>=急反発。3日の取引終了後に22年7月期の連結業績予想について、会計基準に変更に伴い前期との比較はないものの、営業利益を9億円から14億円へ、純利益を8億400万円から9億4400万円へ上方修正したことが好感されている。売上高は45億円の従来見通しを据え置いたものの、採算面で寄与度の高いモバイルネットワークソリューションの国内向け販売でソフトウェア製品の占める割合が上昇し、売上総利益が増加することが寄与する。なお、第2四半期累計(21年8月~22年1月)決算は、売上高26億4600万円、営業利益12億6500万円、純利益8億2800万円だった。
松田産業<7456.T>=動意。電子デバイスのスクラップから貴金属を回収する貴金属リサイクルビジネスを主要業務としており、ここ金市況をはじめ非鉄市況の上昇が顕著となっていることで、同社の収益機会の拡大につながるとの思惑が買いを誘っている。業績はここ数期にわたって絶好調といってよく、営業利益は20年3月期の26%増益に続き、21年3月期は29%増益、更に22年3月期は52%増益の122億円を予想するなど急拡大が続く見通し。PER7倍台と指標面でも割安感が強く、水準訂正高を見込んだ投資資金の流入を誘っている。
東邦金属<5781.T>=急騰トレンド。前日まで5日続伸し、特に直近2営業日は連日値幅制限いっぱいに買われる異彩人気となっていた。同社はタングステンやモリブデンの加工を主力としているが、ここウクライナ情勢の深刻化に伴う非鉄市況高の流れに乗った形だ。タングステンやモリブデンは産業界でも流通の限られた希少金属であり、ロシアはいずれも生産量で上位にある。需給逼迫の思惑が高まるなか、同社株には投機性の強い資金が攻勢をかけている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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