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東京株式(大引け)=184円高、買い一巡後は上げ幅を縮小

配信日時:2022/03/03 15:41 配信元:MINKABU
 3日の東京株式市場は前日の欧米株高を受け、主力株中心に幅広く買いが優勢となり、日経平均株価は2万6000円台半ばに切り返した。  大引けの日経平均株価は前営業日比184円24銭高の2万6577円27銭と反発。東証1部の売買高概算は12億3494万株、売買代金概算は2兆7561億円。値上がり銘柄数は1424、対して値下がり銘柄数は667、変わらずは89銘柄だった。  きょうの東京市場は、リスク選好のなか主力株中心に広範囲に買われる展開となった。前日の欧米株市場が総じて高かったことでマーケット心理が改善した。パウエルFRB議長の米下院での議会証言に注目が集まっていたが、3月利上げを明示したものの、利上げ幅は0.25%を示唆したことで、米国株市場では安心感が広がり、600ドル近い上昇をみせた。これを受け東京市場でもハイテク株や金融株が買われたほか、海運、非鉄といった市況関連株にも大きく水準を切り上げる銘柄が相次ぎ、全体相場を押し上げた。業種別では33業種中32業種が上昇するほぼ全面高様相となったものの、個別ベースでみると値上がり銘柄は全体の3分の2にとどまった。後場後半は上値が重く、日経平均は上げ幅を縮小した。なお、売買代金は6営業日ぶりに3兆円大台を下回った。  個別では、売買代金トップの日本郵船<9101.T>が大幅高となったほか、商船三井<9104.T>も大きく買われるなど海運株人気が目立った。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが高く、任天堂<7974.T>、キーエンス<6861.T>なども上昇した。三菱商事<8058.T>が値を上げ、住石ホールディングス<1514.T>や三井松島ホールディングス<1518.T>が急騰した。日本冶金工業<5480.T>、明治海運<9115.T>も物色人気。このほかCIJ<4826.T>が値を飛ばした。  半面、ソフトバンクグループ<9984.T>が冴えず、ファーストリテイリング<9983.T>、ベイカレント・コンサルティング<6532.T>も軟調。花王<4452.T>も売りに押された。SREホールディングス<2980.T>はストップ安に売られたほか、平和不動産<8803.T>が急落。電通グループ<4324.T>、イーレックス<9517.T>なども安い。 出所:MINKABU PRESS

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