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3日の株式相場見通し=大幅反発か、パウエル発言受けた米株高を好感

配信日時:2022/03/03 08:00 配信元:MINKABU
 3日の東京株式市場は主力株をはじめ幅広く買い優勢の展開となり、日経平均は大きく反発に転じる公算が大きい。前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて下げ止まる動きをみせたほか、米国株市場ではNYダウが600ドル近い上昇で前日の下げを帳消しにした。注目されたパウエルFRB議長の議会証言では、今月15~16日に行われるFOMCで0.25%の政策金利の引き上げを行うことを明示したことから、金融政策に対する不透明感が払拭され買い戻しを誘発した。ただ、ウクライナ情勢も絡みエネルギー価格や穀物価格の上昇が止まらない状況下、インフレに対する警戒感は一段と強まる可能性が高く、株式市場でも上値を押さえる要因となる。きょうは空売り筋のショートカバーで反騰色を鮮明とするなかも、買い一巡後はやや不安定な動きとなるケースも考えられる。原油価格高騰が加速する一方、外国為替市場では大きく円安方向に振れており、企業のコスト負担が増大することへの懸念も意識されやすくなっている。  2日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比596ドル40セント高の3万3891ドル35セントと急反発。ナスダック総合株価指数は同219.557ポイント高の1万3752.016だった。  日程面では、きょうは3月の日銀当座預金増減要因見込み、2月の消費動向調査など。海外では、1月の豪貿易収支、2月の財新中国非製造業PMI、1月のユーロ圏失業率、21年10~12月期米労働生産性指数(改定値)、2月の米ISM非製造業景況感指数、1月の米製造業受注、パウエルFRB議長の米上院での議会証言など。 出所:MINKABU PRESS

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