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東京株式(大引け)=451円安、ウクライナ警戒で欧米株急落に追随

配信日時:2022/03/02 15:49 配信元:MINKABU
 2日の東京株式市場は前日の欧米株市場が大きく下値を探る展開となったことを受け、市場のセンチメントが悪化、日経平均は大幅反落となった。  大引けの日経平均株価は前営業日比451円69銭安の2万6393円03銭と4日ぶり反落。東証1部の売買高概算は14億2553万株、売買代金概算は3兆1119億円。値上がり銘柄数は251、対して値下がり銘柄数は1875、変わらずは53銘柄だった。  きょうの東京市場はリスク回避の売り圧力が再び強まった。前日の欧州株市場で主要国の株価指数が軒並み大幅安となったほか、米国株市場でもNYダウが600ドル近い下げをみせるなど波乱含みの展開となり、東京市場でもこれに追随する動きとなった。ロシアのウクライナに対する攻撃が激化するなか、引き続き先行きが読めない状況が続いている。ロシアへの制裁に伴い世界経済への影響が警戒されている。また、商品市況の高騰でインフレ警戒感が一段と高まっていることもマイナス材料視されている。半導体などハイテク株や銀行・保険など金融株をはじめ幅広く売りが波及したが、原油高騰を背景に資源関連や非鉄、海運などの市況関連株には買いが向かった。個別株ベースでは東証1部全体の86%にあたる銘柄が下落した。なお、売買代金は5営業日連続で3兆円台に乗せている。  個別では、レーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>など半導体主力株が安く、トヨタ自動車<7203.T>も売られた。ソニーグループ<6758.T>も冴えない。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが値を下げ、第一生命ホールディングス<8750.T>も安い。キーエンス<6861.T>が下落したほか、日立製作所<6501.T>の下げが目立つ。朝日放送グループホールディングス<9405.T>が急落、LIXIL<5938.T>、太平洋セメント<5233.T>なども大きく売り込まれた。  半面、日本郵船<9101.T>が全体相場に逆行し、ソフトバンクグループ<9984.T>、任天堂<7974.T>もしっかり。INPEX<1605.T>は大幅高に買われた。住友金属鉱山<5713.T>の上げも目立つ。ネクソン<3659.T>が急伸、三菱商事<8058.T>も頑強。ホウスイ<1352.T>が急騰したほか、大平洋金属<5541.T>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>が値を飛ばし、大紀アルミニウム工業所<5702.T>も大きく水準を切り上げた。 出所:MINKABU PRESS

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