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東京株式(大引け)=317円高、ウクライナ情勢混沌も買い戻しの動き優勢

配信日時:2022/03/01 15:45 配信元:MINKABU
 1日の東京株式市場は終始買い優勢の展開となり、前場に2万7000円台を回復する場面もあった。後場は後半だれる形となり上げ幅を縮小した。  大引けの日経平均株価は前営業日比317円90銭高の2万6844円72銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は12億4716万株、売買代金概算は3兆344億円。値上がり銘柄数は1170、対して値下がり銘柄数は937、変わらずは72銘柄だった。  きょうの東京市場はリスク選好の地合いが継続し日経平均株価は午前11時前に500円近い上昇で2万7000円台に乗せる場面があった。前日の欧州株市場はウクライナ情勢の不透明感を背景に総じて軟調な値動きで、米国株市場でも主要株指数が大きく下値を模索する局面があった。国際決済ネットワークのSWIFTからロシアを排除する方向となったことで、西側諸国の企業収益に影響が出るとの見方が買い手控えムードにつながった。しかし、ナスダック指数が引けにかけてプラス圏に切り返す強さをみせたことで、東京市場でも空売りの買い戻しを誘発し、全体相場は上値を指向する展開に。海運株が大きく買われ全体相場の上昇を後押しした。ただ、ウクライナ情勢を見極めたいとの思惑もあり、後場は上げ幅を縮小した。売買代金は3兆円超と高水準。  個別では、売買代金トップの商船三井<9104.T>が大幅高に買われ、日本郵船<9101.T>、川崎汽船<9107.T>なども商いを伴い上昇した。ソフトバンクグループ<9984.T>がしっかり、東京エレクトロン<8035.T>も買われた。ファーストリテイリング<9983.T>が堅調、ベイカレント・コンサルティング<6532.T>も大きく水準を切り上げた。マネックスグループ<8698.T>、ギフティ<4449.T>、ホウスイ<1352.T>がストップ高、クロスキャット<2307.T>、セグエグループ<3968.T>も値を飛ばした。  半面、ソニーグループ<6758.T>が冴えず、三井物産<8031.T>も軟調な値動き。デンソー<6902.T>も売りに押された。日本航空<9201.T>も値を下げた。石油資源開発<1662.T>が値下がり率トップに売り込まれ、フジ<8278.T>も大きく下落した。東京機械製作所<6335.T>が安く、JSR<4185.T>も下値を探った。 出所:MINKABU PRESS

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