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1日の株式相場見通し=強弱観対立、ウクライナ情勢不透明で不安定な動き

配信日時:2022/03/01 07:59 配信元:MINKABU
 1日の東京株式市場は、強弱観対立し売り買い交錯の展開が予想される。前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて軟調だったほか、米国株市場ではNYダウが一時500ドルを超える下げとなるなど、大幅反落となった。ウクライナとロシアの停戦交渉は両国の間に隔たりが大きく、事態改善に向けた進展は見られなかった。ロシアの通貨ルーブルの急落も金融市場に動揺を与えている。国際決済ネットワークのSWIFTからロシアを排除することで生じる西側諸国の企業収益や経済への影響も警戒視される状況にある。ただ、米国株市場では後半急速に下げ渋り、ナスダック総合株価指数はプラス圏に転じている。これを受けて、東京市場でも上値は追いにくいものの、下値に対しても抵抗力を発揮する地合いが想定される。前日は日経平均株価が方向感なく上下に振れる展開となったが、きょうもアジア株市場や米株価指数先物の動向を横にらみに不安定な値動きとなりそうだ。  28日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比166ドル15セント安の3万3892ドル60セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同56.775ポイント高の1万3751.399だった。  日程面では、きょうは2月の新車販売台数、2月の軽自動車販売台数、10年物国債の入札など。海外では2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、2月の中国非製造業PMI、豪中銀が政策金利発表、2月の独消費者物価指数(CPI)、2月の米ISM製造業景況感指数、バイデン大統領の一般教書演説など。なお、韓国とインド市場は休場。 出所:MINKABU PRESS

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