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東京株式(大引け)=50円高、ウクライナ情勢横目に強弱観対立し不安定な地合い

配信日時:2022/02/28 15:50 配信元:MINKABU
 28日の東京株式市場は売り買いが錯綜するなか、方向感の見えにくい展開となり、日経平均株価は結局プラス圏で着地した。  大引けの日経平均株価は前営業日比50円32銭高の2万6526円82銭と小幅続伸。東証1部の売買高概算は14億4822万株、売買代金概算は3兆4497億円。値上がり銘柄数は1732、対して値下がり銘柄数は400、変わらずは47銘柄だった。  きょうの東京市場は前週末に欧米株市場が軒並み大きく上昇したことを受け、リスクオフの巻き戻しが続くとみられたが、朝方は売り優勢となり、その後も前週末終値を挟みプラス圏とマイナス圏を往来する不安定な地合いとなった。欧米ではウクライナとロシアの停戦合意に対する期待がマーケットのセンチメントを強気に傾けたが、ウクライナ問題は依然として不透明感が残るほか、ロシアを国際的な金融決済システムから排除する方向となったことで、きょうの東京市場ではその反動による企業業績への影響も警戒された。後場寄りに一段安となったが、その後は再び買い直される展開に。値上がり銘柄数は1700を上回り東証1部全体の8割近くを占めた。きょうは、引けにかけて米MSCIの指数構成銘柄のリバランスに伴う売買もあり、売買代金は3兆4000億円強に膨らんだ。  個別では、日本郵船<9101.T>などの海運大手が買いを集めたほか、明治海運<9115.T>は11%を超える急騰をみせた。トヨタ自動車<7203.T>がしっかり、日本製鉄<5401.T>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411.T>などの大手鉄鋼株も高い。任天堂<7974.T>が上昇、INPEX<1605.T>も堅調。木村化工機<6378.T>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>などが値を飛ばし、テノ.ホールディングス<7037.T>はストップ高に買われた。  半面、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>は小安く、東京エレクトロン<8035.T>が下落、キーエンス<6861.T>も軟調。リクルートホールディングス<6098.T>も値を下げた。三井物産<8031.T>が急落、三菱商事<8058.T>も安い。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765.T>が値下がり率トップに売られ、稲畑産業<8098.T>も大幅安となった。 出所:MINKABU PRESS

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