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NY外為市場=ドル下落、リスク選好回復で

配信日時:2022/02/26 07:09 配信元:REUTERS

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。投資家は西側各国の対ロシア制裁を見極める姿勢を取ったほか、米連邦準備理事会(FRB)が過度に積極的に利上げを行う可能性は低いとみて、前日の上昇分を一部吐き出した。

ドル指数は0.459%低下。前日には一時97.740と2020年6月30日以来の高値に急伸していた。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて米国は制裁措置を公表したが、プーチン大統領自身への制裁や国際銀行間通信協会(SWIFT)からの排除は見送ったため、ドルはやや値を下げた。

ユーロは0.59%上昇し1.1257ドルとなった。前日には1.105ドルまで下落し、20年6月1日以来の安値を付けていた。

ただこの日の下落を差し引いても、ドルは週間で3週連続の上昇を記録した。

CMEのフェドウオッチによると、FRBが3月に50ベーシスポイント(bp)の利上げを決定するとの見方は25%に後退した。前日は約34%だった。

ロシア・ルーブルは、1.67%上昇し1ドル=83.04ルーブルとなった。前日には過去最安値の89.986ルーブルを記録した。

円は対ドルで0.09%下落し115.65円。英ポンドは0.19%高の1.34ドル。

暗号資産(仮想通貨)ではビットコインが1.4%上昇し3万8937.21ドル。イーサは2.58%高の2703.53ドル。

ドル/円 NY終値 115.56/115.59

始値 115.45

高値 115.76

安値 115.45

ユーロ/ドル NY終値 1.1267/1.1271

始値 1.1184

高値 1.1274

安値 1.1185

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