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午後:債券サマリー 先物は反落、リスク回避姿勢和らぎ売り優勢

配信日時:2022/02/25 15:44 配信元:MINKABU
 25日の債券市場で、先物中心限月3月限は6営業日ぶりに反落。投資家のリスク回避姿勢が和らぐなか、前日までの上昇に対する反動売りに押された。  24日の米市場は一時860円近く下落していたNYダウが押し目買いでプラス圏に切り返したほか、1.8%台半ばまで低下していた米長期金利が1.9%台後半に低下幅を縮小した。ロシアのウクライナ侵攻で地政学リスクは一段と高まっているものの、東京市場でも週末を前にいったん巻き戻しの動きが先行。原油など国際商品市況の上昇による米インフレ加速の懸念が根強く、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁が24日に「高インフレが持続すれば米連邦準備理事会(FRB)は年内に4回以上の利上げが必要になる可能性がある」と述べるなど、米金利の先高観が根強いことも国内債の売りにつながった。この日に実施された2年債入札は応札倍率が4.56倍(前回は3.87倍)となるなど順調な結果となったが、日経平均株価の上昇が重荷となり相場の反応は限定的。来週3月1日の10年債入札や3日の30年債入札を控えていることも買い手控えにつながり、債券先物は軟調に推移した。  先物3月限の終値は前日比21銭安の150円23銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%上昇の0.205%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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