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豪カンタス航空、上期は赤字拡大 オミクロンが下期収益に影響

配信日時:2022/02/24 10:36 配信元:REUTERS

[シドニー 24日 ロイター] - 豪カンタス航空が24日発表した上期決算は、税引前損益が12億8000万豪ドル(9億2557万ドル)の赤字となり、赤字幅は前年同期の10億3000万豪ドルから拡大した。

国境再開に伴い見通しは改善しているものの、新型コロナウイルスのオミクロン株拡大により、下期収益に6億5000万豪ドルの影響が及ぶとの見方を示した。

デルタ株終息後の需要回復を見据えて昨年12月に休職中の従業員1万1000人を復帰させたが、オミクロン株の拡大で需要は落ち込んでいる。

ジョイス最高経営責任者(CEO)は「オミクロン株の影響により、全ての計画が想定より半年遅れている」と述べ、早期の従業員増強などで下期の経費が1億8000万豪ドル増加するとの見通しを示した。

同社はサプライヤーと燃料価格による物価上昇圧力に直面しているが、ハドソン最高財務責任者(CFO)は、下期の燃料費は90%がヘッジされており、コスト削減は計画通り進んでいると説明した。

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