みんかぶニュース 為替・FX

外為サマリー:1ドル114円83銭付近まで軟化、米10年債利回りは1.94%台へ低下

配信日時:2022/02/24 10:10 配信元:MINKABU
 24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=114円90銭近辺で推移しており、22日の午後5時時点と比べて15銭前後のドル高・円安となっている。  22日のニューヨーク外国為替市場でドル円相場は1ドル=115円08銭近辺と、前日と比べて35銭前後のドル高・円安で取引を終えた。朝方に発表された2月の米消費者信頼感指数が市場予想を上回り、一時は前日高値を更新する115円24銭付近まで強含んだ。23日のドル円は115円ちょうどを挟んで上下30銭弱の小幅な値動きにとどまった。ウクライナ情勢の一段の緊迫化を背景にリスク回避のドル高と円高が同時進行し、方向感が出にくい状況が続いた。ニューヨーク外国為替市場のドル円相場は1ドル=115円01銭近辺と、前日と比べて5銭強のドル安・円高で取引を終えた。欧米や日本など各国がロシアへの制裁を発表し、ウクライナでは非常事態宣言が発令されるなか、ユーロは地政学リスクを嫌気した売りで軟調に推移し、この対ユーロでのドル買いが波及したことで、ドル円の下値は114円93銭付近までと限られた。  東京市場のドル円は114円83銭付近まで軟化する場面がみられ、上値は重い。米国の10年債利回りが1.94%台まで低下しており、日米金利差の縮小を背景にドル売り・円買いが優勢の地合いとなっている。ブリンケン米国務長官が「ロシアは夜明け前にウクライナを侵略すると予想している」と述べたと伝えられ、日経平均株価のほか、米国株先物も主要3指数ともに下げ幅を拡大している。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1278ドル付近と22日の午後5時時点と比べて0.0010ドル前後のユーロ安・ドル高、対円では1ユーロ=129円56銭付近と同5銭前後のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ