寄り付き概況

日経平均は168円安でスタート、ファナックやソフトバンクGなどが下落

配信日時:2022/02/24 09:24 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26281.35;-168.26TOPIX;1870.56;-10.52


[寄り付き概況]

 24日の日経平均は168.26円安の26281.35円と5日続落して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は続落。ダウ平均は464.85ドル安の33131.76ドル、ナスダックは344.03ポイント安の13037.49で取引を終了した。良好な企業決算を好感した買いや、欧米の対ロ制裁がそれほど厳しいものではなく、さらに、ロシア、ウクライナ対立が地域的なリスクにとどまるとの見方も支援し、寄り付き後、上昇。その後、政府がウクライナに48時間内のロシアによる本格侵攻を警告したと報じられ、さらに、ウクライナが全土非常事態宣言を発令する計画が明らかになると、警戒感を受けた売りが再燃。引けにかけて、下げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。ウクライナ情勢を巡る緊張感が一段と強まり、また、原油価格の高止まっていることが企業収益を圧迫するとの懸念も継続し、さらに、米株式市場でダウ平均が昨日までの5日続落で1800ドルを超す下げとなったことなどが東京市場の重しとなった。一方、日経平均が一昨日までの4営業日続落で1000円を超す下げとなったことから押し目買いが入りやすく、また、国内の新型コロナ感染者数が緩やかながら減少傾向となっているとの見方から経済活動活性化への期待が強まり、株価下支え要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。今日は、BeeX<4270>がマザーズに上場した。

 セクター別では、空運業、パルプ・紙、ゴム製品、ガラス土石製品、卸売業などが値下がり率上位、銀行業、鉱業、非鉄金属、鉄鋼、その他製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、イオン<8267>、ウエルシアHD<3141>、KDDI<9433>、村田製<6981>、日立<6501>、日本電産<6594>、ダイキン<6367>、アサヒ<2502>、三菱商事<8058>、伊藤忠<8001>などが下落。他方、リクルートHD<6098>、武田薬<4502>、第一三共<4568>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などが上昇している。 <FA>

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