英中銀、一段の引き締め必要　見通し不透明＝ラムスデン副総裁

［ロンドン　２２日　ロイター］ - イングランド銀行（英中央銀行）のラムスデン副総裁は２２日、英中銀は向こう数カ月で金利を若干引き上げる必要があるとしながらも、ロシアとウクライナの紛争を含む不確実性を踏まえると、金利の長期的な道筋の予測は難しくなっているとの考えを示した。

ラムスデン氏は「向こう数カ月で金融政策を一段と緩やかに引き締めることが適切となる公算が大きい」と指摘。ただウクライナを巡る危機の激化に言及し、「新たな衝撃が発生する可能性はある」と述べた。

市場では英中銀は３月１７日の金融政策委員会で追加利上げを決定するとの見方が織り込まれている。

英中銀は今月３日、金融政策委員９人のうち５人の賛成多数で政策金利を０．２５％から０．５０％に引き上げると決定した。