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東京株式(大引け)=461円安、ウクライナ懸念で大幅に4日続落
配信日時:2022/02/22 15:46
配信元:MINKABU
22日の東京株式市場は大きく売り優勢に傾き、日経平均株価は大幅安。一時下げ幅は660円あまりに広がったが、引けにかけてやや下げ渋った。
大引けの日経平均は前営業日比461円26銭安の2万6449円61銭と大幅安で4日続落。東証1部の売買高概算は11億3893万株、売買代金概算は2兆7093億円。値上がり銘柄数は290、対して値下がり銘柄数は1815、変わらずは77銘柄だった。
きょうの東京市場はリスク回避の売り圧力が加速し、日経平均は下値模索の動きを続けた。前日の米国株市場はプレジデントデーの祝日で休場だったが、欧州株が全面安だったことを受け、主力株をはじめ見送りムード一色に。ロシアがウクライナの親ロシア派地域の独立を承認したことを受け、バイデン米政権はロシアに対し経済制裁を発動する方針を表明、欧米とロシアの対立が深刻化することへの懸念が株価の押し下げ要因となっている。日経平均は先物主導で一時660円強の下落で2万6200円台まで売り込まれる場面もあったが、取引後半は空売りの買い戻しなどが入り下げ渋った。それでも東証1部の値下がり銘柄数は1800を超え全体の3%を占め、業種別でも33業種中30業種が下落した。なお、全体売買代金は3兆円に届かなかった。
個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>が下値模索の動きを続け、売買代金2位となった日本郵船<9101.T>も大きく値を下げた。乾汽船<9308.T>は値下がり率上位に売り込まれた。東京エレクトロン<8035.T>も大幅安でソニーグループ<6758.T>も軟調。任天堂<7974.T>、ファーストリテイリング<9983.T>も下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも売りに押される展開に。特種東海製紙<3708.T>、クロス・マーケティンググループ<3675.T>が急落したほか、シャープ<6753.T>も大幅に水準を切り下げた。
半面、第一三共<4568.T>が全体相場に逆行し商いを伴い大幅高となった。リクルートホールディングス<6098.T>、ベイカレント・コンサルティング<6532.T>も頑強な値動き。フジ<8278.T>が値を飛ばし、石川製作所<6208.T>、マネーパートナーズグループ<8732.T>、スノーピーク<7816.T>なども物色人気となった。四国電力<9507.T>、九州電力<9508.T>など電力株も高い。
出所:MINKABU PRESS
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