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東京株式(大引け)=211円安、米株安受けたリスクオフで2万7000円台割れ
配信日時:2022/02/21 15:50
配信元:MINKABU
21日の東京株式市場は、前週後半に続きリスク回避の売りが続き、日経平均は3日続落。フシ目の2万7000円台を割り込んだ。
大引けの日経平均株価は前営業日比211円20銭安の2万6910円87銭と3日続落。東証1部の売買高概算は9億3859万株、売買代金概算は2兆3068億円。値上がり銘柄数は621、対して値下がり銘柄数は1466、変わらずは95銘柄だった。
きょうの東京市場は、全般買い手控えムードが強く日経平均は下値模索の動きを継続した。前週末の米国株市場ではウクライナ情勢の緊迫化を背景に市場のセントメントが悪化し、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大きく水準を切り下げた。これを受け東京市場でも幅広い銘柄に売りがかさんだ。日経平均は朝方に前週末比570円あまりの急落に見舞われたが、その後、米ロ首脳会談に関する報道を契機に先物が主導する形で急速に下げ渋る場面もあった。ただ、後場は買いの勢いが鈍り、日経平均は200円安近辺で売り買いを交錯させた。業種別では33業種中29業種が下落する展開となったが、そのなか鉄鋼株や銀行セクターには消去法的な買いが向かった。個別では東証1部全体の3分2に当たる67%の銘柄が下落している。
個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>が軟調だったほか、東京エレクトロン<8035.T>が大きく下げるなど、半導体製造装置関連が軟調。商船三井<9104.T>なども値を下げた。キーエンス<6861.T>が下落、任天堂<7974.T>、信越化学工業<4063.T>、日立製作所<6501.T>なども下落した。日本電産<6594.T>も冴えない。明治電機工業<3388.T>、イソライト工業<5358.T>が急落、ネクシィーズグループ<4346.T>、シャープ<6753.T>も大幅安。エアトリ<6191.T>も売られた。
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が買い優勢、ベイカレント・コンサルティング<6532.T>なども高い。日本製鉄<5401.T>が堅調、住友金属鉱山<5713.T>も買いを集めた。ファイズホールディングス<9325.T>が急伸、三菱製鋼<5632.T>も値を飛ばした。ファンコミュニケーションズ<2461.T>が物色人気。メドピア<6095.T>、ミタチ産業<3321.T>の上げも目立った。
出所:MINKABU PRESS
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