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午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利0.205%に低下

配信日時:2022/02/21 15:37 配信元:MINKABU
 21日の債券市場で、先物中心限月3月限は3日続伸。ロシアによるウクライナ侵攻への警戒感が続き、相対的に安全資産とされる債券は買いが優勢だった。  ウクライナ情勢の緊迫化を背景に、前週末の米市場が株安・債券高とリスクオフ地合いとなった流れが東京市場に波及。「ロシアは20日、同日に終了する予定だったベラルーシとの合同軍事演習を延長することを決めた」と伝えられるなか、債券先物は寄り付き直後に150円27銭まで上伸する場面があった。ただ、一方で「米ホワイトハウスは20日、ロシアがウクライナに侵攻しないことを条件に、バイデン米大統領がロシアのプーチン大統領との首脳会談を原則として受け入れたと発表した」と報じられたことで地政学リスクが緩和するとの期待感もあり、一時570円を超えていた日経平均株価の下げ幅が縮小すると債券先物の上値が重くなった。ウクライナ情勢の先行きが依然不透明なことから売りは目立たなかったが、今晩は米国がプレジデントデーの祝日で模様眺めムードが広がりやすいこともあって午後の債券先物は115円10銭台で推移した。なお、この日は日銀の国債買いオペが実施され、「残存期間1年超3年以下」の応札倍率は3.01倍(前回は2.96倍)、「同3年超5年以下」は1.70倍(同1.96倍)、「同5年超10年以下」は1.88倍(同1.96倍)だった。  先物3月限の終値は前週末比11銭高の150円14銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.010%低下の0.205%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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