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外為サマリー:1ドル115円05銭前後まで上昇、仲値にかけて実需のドル買い観測

配信日時:2022/02/21 10:14 配信元:MINKABU
 21日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=115円05銭近辺で推移しており、前週末の午後5時時点と比べて5銭前後のドル安・円高となっている。  18日のニューヨーク外国為替市場でドル円相場は1ドル=115円01銭近辺と、前日と比べて10銭弱のドル高・円安で取引を終えた。欧州市場の序盤は米ロ外相会談への期待で115円30銭前後まで強含みとなったが、東京市場でつけた高値水準を抜けられなかったことで徐々に上値が重くなり、欧州の中盤以降は115円を割り込む場面もみられた。ニューヨーク市場ではバイデン米大統領がロシアによるウクライナ侵攻は近いとの見方を改めて示したことでリスク回避の円高の動きが広がったものの、ドル円の下値は限られた。地政学リスクを嫌気したユーロ売りが優勢となるなか、ユーロドルでのドル高がドル円にも波及した形となり、ニューヨーククローズにかけてのドル円は115円10銭前後で一進一退となった。  東京市場のドル円は、下げ一服から115円05銭前後まで値を戻している。週末に行われたロシア軍とベラルーシ軍の合同軍事演習は終了したが、ウクライナをめぐる情勢悪化を理由にロシア軍は撤退せずにとどまる方針と伝えられ、オセアニア市場では114円87銭付近まで弱含んだ。東京勢参入後のドル円は114円90銭前後で小動きとなっていたが、仲値にかけての実需のドル買いがみられたため、足もとは115円台を回復している。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1335ドル付近と前週末の午後5時時点と比べて0.0035ドル前後のユーロ安・ドル高、対円では1ユーロ=130円38銭付近と同50銭前後のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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