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21日の株式相場見通し=続落か、ウクライナ情勢警戒した米株安が重荷

配信日時:2022/02/21 08:01 配信元:MINKABU
 21日の東京株式市場は主力株をはじめ売りに押される展開となり、日経平均株価は3日続落となりそうだ。ここ攻防ラインとして意識されている2万7000円大台を割り込む局面も想定される。前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数、S&P500指数いずれも軟調な展開となった。ウクライナ情勢が引き続き懸念されており、朝方は小幅プラス圏で推移する時があったものの、その後は大きく水準を切り下げNYダウは3万4000ドル台を割り込む場面もあった。ウォール・ストリート・ジャーナルが、ロシアが近日中にウクライナに侵攻すると米政府が判断していると報じ、地政学リスクに対する警戒感が一段と高まった。東京市場でもウクライナ情勢を横目にリスク回避ムードは避けられず、幅広い銘柄が買い手控えられる状況が予想される。ただ、FRBの金融政策転換に対する過度な懸念が和らぐなか、米長期金利は1.9%台前半まで水準を低下させていることで、好調な企業決算が目立ったハイテクセクターの一角は押し目買いの動きも見込まれそうだ。売り一巡後は全体指数も下げ渋る可能性がある。  18日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比232ドル85セント安の3万4079ドル18セントと3日続落。ナスダック総合株価指数は同168.653ポイント安の1万3548.066だった。  日程面では、きょうは1月の白物家電出荷額、1月の主要コンビニエンスストア売上高など。海外では1月の中国70都市の新築住宅価格、2月のユーロ圏PMI、2月の英国PMIなど。なお、米国株市場は休場となる。 出所:MINKABU PRESS

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