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JALが23年度入社の客室乗務員など新卒採用再開、一部既卒者も対象

配信日時:2022/02/18 15:05 配信元:REUTERS

[東京 18日 ロイター] - 日本航空(JAL)は18日、2023年度入社の客室乗務員(CA)などの新卒採用を約3年ぶりに再開すると発表した。新型コロナウイルスの収束はまだ見通せないが、ワクチン接種の進展や水際対策の緩和などにより、今後は航空旅客需要の回復が見込めると判断した。

同社はコロナ感染拡大を受け、21年度は大幅に採用人数を絞り、22年度は採用を見送っていた。

JALの23年度入社新卒採用の対象職種は、CAのほか、パイロット、地上職や技術系などの業務企画職。CAは22年度の卒業見込みの人に加え、コロナ禍で採用の機会に恵まれなかった20年度、21年度の既卒者も募集対象とする。JALグループでは22年度の経験者採用も実施する。各職種の募集人数は決まり次第、公表する。

ANAホールディングス(ANAHD)は昨年12月、地上職や本社勤務などの総合職で23年度入社の新卒採用を再開すると発表したが、フルサービスを提供する全日本空輸のCAの採用再開は見送っている。

ANAHD傘下の格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションは、22年度入社のCAの採用再開を決定。CAは新卒を含む50人程度、整備士や整備・営業・システム部門スタッフは既卒者約20人を採用する予定としている。

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