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エアバス、通期決算は大幅増益 配当再開

配信日時:2022/02/17 16:34 配信元:REUTERS

[パリ 17日 ロイター] - 欧州の航空機大手エアバスが17日発表した2021年通期決算は、調整後の営業利益が3倍近くに増加した。ジェット機の引き渡しが一部回復したほか、防衛部門やヘリコプター部門が増益となった。

22年については720機の引き渡しと増益を予想した。

2年ぶりに配当を再開する方針も示した。純利益は過去最高の42億1300万ユーロ(48億ドル)。超大型機「A380」の生産停止や新型コロナウイルス関連の引当金の戻し入れが寄与した。

1株配当は1.5ユーロを提案する。

市場関係者が注目する調整後の営業利益は48億6500万ユーロ。前年は17億0600万ユーロだった。売上高は4%増の521億4900万ユーロ。22年の調整後営業利益の予想は55億ユーロ。

第4・四半期の調整後営業利益は14億9600万ユーロ、売上高は169億9400万ユーロだった。

同社がまとめた市場予想はそれぞれ13億6400万ユーロ、168億7800万ユーロ。

販売が好調な「A320neo」シリーズを増産する方針も示した。

ネットキャッシュは75%以上増加し76億ユーロ。新型コロナ流行前は125億ユーロだった。

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