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午後:債券サマリー 先物は小反発、20年債入札結果は順調

配信日時:2022/02/17 15:49 配信元:MINKABU
 17日の債券市場で、先物中心限月3月限は小幅ながら5日ぶりに反発。午前は下落する場面もあったが、警戒されていた20年債入札が順調な結果となったことで買い安心感が広がった。  米商務省が16日に発表した1月の小売売上高が市場予想を上回った一方、米連邦準備理事会(FRB)が公表した1月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は金融引き締めの加速を示唆する新たな情報がなく、同日の米長期債相場はほぼ横ばいだった。これを受けた東京市場の債券先物は売り買いが交錯したのち、前引け前に一時149円80銭まで軟化した。ただ、20年債入札の応札倍率が3.39倍(前回は3.18倍)となったことが明らかになると、需給の底堅さを好感した買いが流入。また、一部で「ウクライナ東部の親ロシア派勢力が、ウクライナ政府軍から砲撃を受けたと非難した」と伝えられ、地政学リスクが意識されるかたちで時間外取引の米長期金利が低下したことも国内債の支援材料となり、午後には150円07銭まで上伸する場面があった。とはいえ、米金利の先高観が依然根強いことなどからリバウンド機運は高まりにくく、買い一巡後は伸び悩んだ。  先物3月限の終値は前日比3銭高の149円93銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.220%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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