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東京株式(大引け)=116円高、欧米株高受け3日続伸も朝高後は上げ幅縮小

配信日時:2022/02/10 15:37 配信元:MINKABU
 10日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買いが入り、日経平均株価は3日続伸となった。朝方に300円高に買われたが、その後は上げ幅を縮小した。  大引けの日経平均株価は前営業日比116円21銭高の2万7696円08銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は13億9624万株、売買代金概算は3兆4508億円。値上がり銘柄数は1447、対して値下がり銘柄数は636、変わらずは100銘柄だった。  きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が軒並み上昇したことを受けリスクを取る動きが優勢となった。米国株市場では長期金利の上昇一服を受け高PERのハイテク系グロース株に買い戻しが入り、ナスダック総合株価指数が2%を超える上昇をみせた。これが追い風となり、東京市場にもハイテクセクター中心に買い安心感が広がった。ただ、朝方に日経平均は2万7800円台に上昇した後は戻り売りに上値を押さえられる展開に。3連休を前にポジション調整の売りが出たほか、日本時間今晩に発表される1月の米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとの思惑が重荷となった。後場は終盤に再び買いが厚くなり、日経平均は引けにかけて締まった。なお、きょうはオプションSQ算出に伴い売買代金が3兆4500億円台と1月17日以来の高水準だった。  個別では、東京エレクトロン<8035.T>が買い優勢、ソニーグループ<6758.T>も上昇した。このほか半導体関連ではルネサスエレクトロニクス<6723.T>、SUMCO<3436.T>の上げ足も目立った。資生堂<4911.T>が大きく上値を伸ばし、オリエンタルランド<4661.T>にも買いが集まった。ヴィンクス<3784.T>、日本道路<1884.T>が急騰、ジャストシステム<4686.T>も値を飛ばした。東京きらぼしフィナンシャルグループ<7173.T>、IMAGICA GROUP<6879.T>も大幅高。  半面、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>が売り優勢となり、ソフトバンクグループ<9984.T>も軟調だった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が冴えず、リクルートホールディングス<6098.T>も値を下げた。ファーストリテイリング<9983.T>も安い。前日急伸のシマノ<7309.T>も利食われた。ファインデックス<3649.T>、博報堂DYホールディングス<2433.T>が急落、ヤマトホールディングス<9064.T>も大幅安となった。 出所:MINKABU PRESS

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