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東京株式(大引け)=295円高、海外株高追い風にリスク選好の地合い

配信日時:2022/02/09 15:54 配信元:MINKABU
 9日の東京株式市場は前日の欧米株市場が高かったことを受け主力株中心に買いが優勢となった。日経平均は後場に上げ幅を広げる展開となった。  大引けの日経平均株価は前営業日比295円35銭高の2万7579円87銭と続伸。東証1部の売買高概算は15億267万株、売買代金概算は3兆3824億円。値上がり銘柄数は1563、対して値下がり銘柄数は544、変わらずは75銘柄だった。  きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が高かったことや、取引時間中は中国・上海株や香港株をはじめアジア株市場が総じて強い動きを示したこともあって、リスクを取る動きが優勢だった。日経平均は朝高後に伸び悩む場面もあったが、後場に入ると一段高の展開となった。決算発表が佳境入りとなるなかで、好決算銘柄を物色する動きが全体相場を支え、日経平均は一時350円近い上昇を示し、2万7600円台まで水準を切り上げる場面があった。ただ、2万7000円台後半では戻り売り圧力も意識され、引け際に手仕舞い売りが出て、結局上げ幅は300円を下回って着地。個別株物色意欲は旺盛で、値上がり銘柄数は東証1部全体の7割強を占め、売買代金も3兆円台に再び乗せた。  個別では、売買代金首位となったソフトバンクグループ<9984.T>が高く、レーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>など半導体製造装置関連の主力株も上昇した。トヨタ自動車<7203.T>がしっかりだったほか、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411.T>が大きく買われた。シマノ<7309.T>が急伸、日本CMK<6958.T>はストップ高となった。ジェイリース<7187.T>が値上がり率トップに買われ、新日本電工<5563.T>、宮地エンジニアリンググループ<3431.T>なども大幅高。  半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が利食い売りに押され、武田薬品工業<4502.T>も冴えない。NTT<9432.T>、KDDI<9433.T>が軟調、INPEX<1605.T>も値を下げた。BEENOS<3328.T>が値下がり率トップに売られ、デジタルハーツホールディングス<3676.T>も急落。レノバ<9519.T>、太平洋セメント<5233.T>などが大幅下落、明治ホールディングス<2269.T>の下げも目立った。 出所:MINKABU PRESS

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