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午後3時のドルは115円半ばで小動き、米CPI前で手控えムード

配信日時:2022/02/09 15:36 配信元:REUTERS

[東京 9日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(115.54/56円)から小幅にドル安/円高の115.47/49円で推移している。時間外取引の米長期金利が小幅な上昇に転じたことや日経平均株価の推移を背景にドル買い/円売りがやや強まったものの、あすの米消費者物価指数(CPI)を控えて様子見姿勢が広がり、115円半ばで小動きとなった。

ドルは朝方に一時115.69円近辺まで上昇した後、時間外取引の米長期金利の低下や3連休を控えて実需によるドル売り圧力が強まり、115.32円まで下落する場面もあった。

市場では「116円に乗せるようなドル買いの勢いは感じられない一方で、115円割れになるようなドル売り/円買いは見込めない」(外為アナリスト)との声が聞かれた。

米長期金利は前日に一時1.97%近辺まで上昇するなど、2.0%超えも視野に入ってきている。また、米国の3月の50ベーシスポイント(bp)の大幅利上げを巡っては、前週に米連邦準備理事会(FRB)高官による消極的な発言が目立ったものの、1月の米雇用統計が強い内容となったことをきっかけに「市場は50bpの米利上げを再び織り込む格好になりつつある」(国内銀行)という。

三井住友銀行チーフストラテジスト、宇野大介氏は、あすの米消費者物価指数(CPI)で強い伸び率が示されれば、「米長期金利が2.0%超えの水準を維持する可能性がある」と指摘。市場参加者のポジションがある程度軽くなっていれば、米金利上昇に伴い、ドル円はすんなり上方向に向くとの見方を示す。

ユーロ/ドルは1.1420/24ドル付近、ユーロ/円は131.89/93円付近。欧州中央銀行(ECB)当局者により早期利上げ観測をけん制する発言が相次いでいることから、「上値追いには慎重となっている」(アナリスト)との声が聞かれた。

ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 115.47/49 1.1420/24 131.89/93

午前9時現在 115.52/54 1.1418/22 131.93/97

NY午後5時 115.54/56 1.1414/16 131.90/94

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