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ソフトバンクGは買い優勢、4~12月期最終大幅減益でアーム売却断念も売り圧力限定的

配信日時:2022/02/09 09:08 配信元:MINKABU
 ソフトバンクグループ<9984.T>は売り買い交錯のなかもやや買い優勢の展開で始まった。8日取引終了後に発表した22年3月期第3四半期(4~12月)決算は、最終利益が前年同期比87%減の3926億1700万円だった。傘下のビジョン・ファンドの投資先の株価下落に伴い利益が急減した。また、英半導体設計子会社のアームを米画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>に売却する計画について断念したことも合わせて発表した。アームについては22年度中に株式上場を進める計画としており、ナスダック市場が有力視されているが、現時点では不透明な部分もある。足もとの業績低迷とアーム売却の頓挫という2つのネガティブ材料が表面化しているが、いずれも株価には事前に織り込みが進んでいた。上限1兆円枠の自社株買いも継続的に実施していることで、今のところ下値を売り込む動きはみられない。 出所:MINKABU PRESS

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