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午後:債券サマリー 先物は続落、海外金利の上昇が影響

配信日時:2022/02/08 15:32 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月3月限は3日続落。海外金利の一段の上昇が警戒されるなか、寄り付きから売り優勢の展開が続いた。  海外金利の上昇基調が続いていることが国内債に影響した。7日の欧米市場では、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め観測から米長期金利が4日につけた20年1月以来の高水準となる1.93%台に一時並んだほか、欧州中央銀行(ECB)が金融政策の正常化を前倒しするとの見方からドイツやフランスの長期金利も上昇。これを受けた東京市場は日銀の政策修正の思惑がくすぶっていることもあり、債券に売りが出やすかった。この日に実施された10年物価連動債の入札結果は、応札倍率が4.20倍(前回は3.31倍)と需要の強さを示す結果となったが、相場を押し上げる材料には至らず。時間外取引で米長期金利が1.94%台に上昇すると国内債に売りがかさみ、債券先物は午後に一時150円12銭まで軟化した。  先物3月限の終値は前日比18銭安の150円14銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、一時0.210%と16年1月下旬以来の水準まで上昇し、その後は0.205%(前日比0.010%上昇)で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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