NY市場サマリー(7日)株式下落、ドルとユーロが安い
[7日 ロイター] - <為替> ドルとユーロがともに下落した。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁の発言を受け早期利上げへの期待が後退した。
ラガルド総裁は7日、ユーロ圏のインフレ率が低下し2%前後で安定する可能性があるため、大規模な引き締めは必要ないと述べた。
ドル指数は0.045%安。ユーロ/ドルは0.03%安の1.1443ドル。
日本円は対ドルで0.13%高の1ドル=115.06円。ポンドは0.05%高の1.3536ドル。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは4週間ぶりの高値を付けた。一部のショートポジションの巻き戻しを受けた。終盤は8.94%高の4万4279.81ドル。4日は11%上昇していた。
<債券> 先週4日に大きく上昇した10年債利回りが低下した。市場では今週のインフレ関連指標の発表のほか、国債入札が注目されている。
財務省がこの日に実施した510億ドルの6カ月物国庫短期証券(TB)と、600億ドルの3カ月物TB の入札は堅調。応札倍率は6カ月物が3.13倍、3カ月物が3.00倍だった。
今週はこのほか、8日に500億ドルの3年債、9日に370億ドルの10年債、10日に230億ドルの30年債の入札が実施される。
終盤の取引で10年債利回りは1.4bp低下の1.918%。一時は1.936%と、20年1月2日以来の高水準を付けていた。
30年債利回りは1.2bp低下の2.221%。
2年債利回りは2.6bp低下の1.296%。
2年債と10年債の利回り格差は62.0bp。
<株式> アマゾン・ドット・コムやメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の四半期決算が消化される中、下落して取引を終えた。
好決算を受けて前週末に時価総額が約1900億ドル増加したアマゾンはこの日終始プラス圏で推移。一方、先週の決算発表でさえない見通しを示したメタは値下がりし、S&P総合500種を圧迫した。
<金先物> インフレの高止まりに対する懸念やウクライナ情勢の緊張を背景に買われ、続伸した。4月物の清算値(終値に相当)は前週末比14.00ドル(0.77%)高の1オンス=1821.80ドル。
<米原油先物> イラン核合意再建をめぐる協議進展観測などから売りが優勢となり、7営業日ぶ りに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値(終値に相当)は前週末 比0.99ドル(1.07%)安の1バレル=91.32ドルだった。4月物は0.56 ドル安の89.77ドルとなった。
ドル/円 NY午後4時 115.10/115.11
始値 114.94
高値 115.17
安値 114.92
ユーロ/ドル NY午後4時 1.1438/1.1439
始値 1.1441
高値 1.1458
安値 1.1418
米東部時間
30年債(指標銘柄) 16時37分 92*16.50 2.2199%
前営業日終値 92*07.50 2.2330%
10年債(指標銘柄) 16時36分 95*05.00 1.9213%
前営業日終値 95*02.00 1.9320%
5年債(指標銘柄) 16時36分 98*23.00 1.7700%
前営業日終値 98*20.25 1.7880%
2年債(指標銘柄) 16時35分 99*05.75 1.2964%
前営業日終値 99*04.13 1.3220%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 35091.13 +1.39 0.00
前営業日終値 35089.74
ナスダック総合 14015.67 -82.34 -0.58
前営業日終値 14098.01
S&P総合500種 4483.87 -16.66 -0.37
前営業日終値 4500.53
COMEX金 4月限 1821.8 +14.0
前営業日終値 1807.8
COMEX銀 3月限 2307.6 +60.1
前営業日終値 2247.5
北海ブレント 4月限 92.69 ‐0.58
前営業日終値 93.27
米WTI先物 3月限 91.32 ‐0.99
前営業日終値 92.31
CRB商品指数 260.4782 ‐0.8145
前営業日終値 261.2927