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テスラ、SECから召喚状 株売却巡る11月のマスク氏ツイート後

配信日時:2022/02/08 00:17 配信元:REUTERS

[7日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは7日、昨年11月に米証券取引委員会(SEC)から召喚状を受け取っていたことを明らかにした。テスラの重要情報に関するマスク最高経営責任者(CEO)のツイートの精査を義務付けるSECとの2018年の和解に基づく措置。

マスク氏は11月、保有するテスラ株約10%を売却すべきか賛否を問う投票をツイッター上で実施し、テスラ株の売りを誘発した。

11月のツイート以降、テスラの株価は前営業日終了時点で約25%値下がり。7日序盤は小幅高で推移している。

テスラは当局への提出文書で、SECの措置について詳細には言及していない。

SECは18年、マスク氏がテスラの株式非公開化計画をツイッターで公表したことを巡り、投資家を欺いたとしてマスク氏を提訴。罰金支払いのほか、マスク氏が会長職から退き、テスラは独立した会長と取締役を任命するほか、マスク氏のコミュニケーションを管理するための取締役委員会を設置することで和解した。

テスラはまた、保有する暗号資産(仮想通貨)ビットコインの時価について、昨年末時点で19億9000万ドルと明らかにした。ビットコインの下落によって、昨年は約1億0100万ドルの減損を計上したという。

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