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午後:債券サマリー 先物は小幅続落、米金利の先高観から上値重い
配信日時:2022/02/07 16:06
配信元:MINKABU
7日の債券市場で、先物中心限月3月限は小幅続落。米債券安(金利は上昇)を受けた売りが一巡したあとは持ち直す動きとなったが、米金利の先高観から上値は重かった。
米労働省が4日に発表した1月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から46万7000人増と市場予想(15万人程度の増加)を上回り、平均時給も前月比0.7%増と市場予想(0.5%程度の増加)以上に伸びた。同日の米市場では米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に向けて金融政策の正常化を急ぐとの見方が強まり、米長期金利が一時1.93%台と20年1月以来の水準まで上昇し、この流れが東京市場に波及。債券先物は寄り付きで前週末比14銭安の150円20銭をつけたほか、現物債市場では新発10年債の利回りが同0.010%上昇の0.205%と16年1月下旬以来の高水準をつける場面があった。ただ、市場では国内の長期金利が上昇基調を強める局面では日銀が牽制に動くとの思惑があり、売り圧力は限定的。日経平均株価が反落したことも安全資産とされる債券の下支えとなり、債券先物は9時過ぎに一時プラス圏に浮上した。とはいえ、時間外取引で米長期金利が高止まりしていることから買いは続かず、その後は手掛かり材料に乏しいなか弱含みで推移した。
先物3月限の終値は前週末比2銭安の150円32銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、午後3時過ぎ時点で前週末に比べ横ばいの0.195%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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