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スズキが今期売上高を上方修正、原材料高などで営業益は据え置き

配信日時:2022/02/04 15:53 配信元:REUTERS

[東京 4日 ロイター] - スズキは4日、2022年3月期の連結売上高が前期比7.0%増の3兆4000億円になる見通しと発表した。従来から2000億円上振れる。四輪の年間販売計画を上方修正した。原材料高などが響くことなどから、営業利益と純利益は従来予想を据え置いた。

今期の四輪販売計画は266万5000台と従来から17万9000台引き上げた。

今期の営業利益予想は前期比12.6%減の1700億円。アナリスト19人による事前の市場予想(IBESのコンセンサス予想)は1977億円となっている。

11月に公表した営業利益予想に対し、四輪販売計画の上方修正で440億円、為替の影響で30億円、研究開発費抑制で100億円上振れる一方、鋼材などの価格高騰で250億円、諸経費で300億円押し下げる。

今期純利益も従来予想通り2.4%増の1500億円を見込む。

同時に発表した21年10─12月期の連結業績は、売上高は前年同期比0.5%減の9007億円、営業利益は25.6%減の476億円だった。半導体不足などによる減産や原材料価格の高騰などが響いた。投資有価証券売却益を計上した前年同期からの反動もあり、純利益は40.2%減の353億円だった。

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